今日はスピーカーの測定に対し、足元に厚手のカーペットを敷いて、床による音波の反射の影響を低減する工夫を行いました。
また、コーナーに抱き枕を置いて、部屋のコーナーに集中するであろう、低音を吸収させる試みも行いました。
その後、ダクトの穴を塞がない状態と塞ぐ状態を測定し、比較してみました。
マイクは通常のリスニング位置に設置、スピーカーは左右のウーハーのみ発音させました。
ダクトの穴開放

ダクトの穴を布で塞ぎ測定
グラフを見てみると、ダクトは低音域のレベルの乱れには殆ど影響を及ぼしていない様に見えます。
40Hz~90Hzで、上下に激しく振れているのは、細長い部屋の形状がダクトの様な効果を発生させ、ある意味「音響フィルター」の様な動作をしていると予想されます。
今回、床面に厚いカーペットを敷いた効果なのか、低域の谷が少し改善されている事から、 天井と床で音波が共振しているように思えます。
低い音って、四角い部屋のコーナーに反射を繰り返して最終的に集まる傾向があるらしいので、四隅や壁の角部に吸音材を貼り付けると、低音の暴れが落ち着くそうです。
★ これらを改善する対策としては
① 天井への吸音材の貼り付け。
② サージロックスカラホールをぶら下げる
白地の「キルト生地」を天井にゆるく吊り下げる等で同じ効果があるのでは?と思われるので、やってみようと思っています。
③ 天井四隅 角部への吸音材の貼り付け
④ 天井左右の角部への吸音材の貼り付け
⑤ スピーカーの後ろのガラス面には、薄手のカーテンを下げていますが、これを音吸収量の多いカーテンに変更。(スピーカーサイドの厚手のカーテンを流用)
⑥ スピーカーサイドのカーテンを撤去した後壁に、拡散パネルを設置する。(フラッターエコー対策)
これは大変にお金がかかりそうなので、自作してみようと思っています。
参考:音響拡散板の自作
今考えているのは、スーパーなどで売っている卵のケース(大型)を使うこと。
紙製なので強度に不安はありますが、振動による音波の吸収効果も期待できる。
もし表面を固くしたければ、裏面にウッドシーラー等を塗る。
合板に貼り付ければ完成という簡単な作りで、何より制作費が激安。
一個一個が軽いでの、壁に両面テープでそのまま貼り付けて、事前に音響データを取って効果を検証してから本格的に設置するのも有りかも知れません。
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