2025年8月31日日曜日

「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」

  日経クロステック:日産が窮地を脱するには
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 日産自動車がリストラ計画「Re:Nissan」を発表してから3カ月。
 閉鎖を計画している7工場のうち5工場を公表したが、業績は4四半期連続の最終赤字でした。
 経営面に関するネガティブな内容が、販売面でのイメージ悪化につながっており、このままでは顧客離れが起き、業績がもっと悪化するでしょう。

 会社を傾かせた直接の責任は当然、役員にあります。
 にもかかわらず、社員のリストラばかりが盛んに報じられ、2万人の従業員を削減すると発表。

 トヨタ自動車8代目社長の奥田碩さんは、かつて「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」というタイトルの原稿を月刊誌に寄稿しました。 
 再建を成功させるには、役員から社員まで全ての人で会社の危機を共有し、「全員参加」で改善・改革に挑まなければならないのです。
 再建によって実現したい「会社の理想の姿」を社長が示し、それに向かって1人ひとりがベクトルをそろえて進んでいく。
 全員が「何としても会社を復活させるぞ」という意気込みで臨まなければ、日産自動車の業績は2度と浮上しないでしょう。

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 若い人は知らないだろうが、過去、日産は常にこの様な「親方日の丸」的な社風でした。
 時には、経営陣と組合が闘争を続けた結果、会社の経営が傾いたりしていました。
 そして破綻を避けるために社外の資金を投入、会社存続を他力本願で生き残ってきました。
 開発においても、顧客を見ること無く自分たちの論理で行われていた様でした。
 会社の先行きも余り考えず、日産というプライド優先の気質でした。
 本田技研と合併できなかった理由も、倒産しそうな会社なのに、地に落ちたプライドを捨てられなかった事でしょう。
 今の日産の過去は、経営が傾いた日産がプリンス自動車と合併して「日産プリンス」として生き残って来た会社です。



 




 













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