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ホンダと日産は中国での販売に苦戦している。
2024年1~11月の中国での販売台数は、ホンダが74万399台と前年同期比で30.7%減、日産が62万1713台と同10.5%減った。
ホンダは10カ月連続、日産は8カ月連続で中国での販売が減少。
中国では商業施設内で新エネルギー車を販売するのが主流だが、日産とホンダの店舗は依然として郊外にあるディーラーが中心だ。
「日産とホンダは有名だけどEVを手掛けているイメージはない」と、店舗を訪れた30代の中国人男性は語る。
中国では日産とホンダは「老舗のガソリン車メーカー」という印象を抱かれているのが現状だ。
EV、そして自動運転を軸とする「ソフトウエア定義車両(SDV)」へのシフトが進む中国では、存在感が失われつつある。
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特に日産は「リーフ(ev)」や「高速道路の自動運転」に対して、「TVやyoutube等」のメディアで盛んに広告を行っている為か、先進的なイメージある。
しかし既に中国では「完全自動運転」が現実的な技術として認識されている様で、今の日本のハンズフリーできないレベルでしか無い自動運転技術は、遅れた技術しかないメーカーというイメージなのだろう。
実は未だ中国車は基本的な機械工学の技術は低く、EVでも機械構造体やブレーキ等には問題が多いようだが、自動運転に最も重要なモノの認識に関するソフトウエア等に関しては、政府の支援によりかなり日本より先行している様だ。
中国では、既に自動運転タクシーが存在しているのが、その証左である。
東京でも自動運転タクシーのテストが始まるようだが、進めているのは米国のベンチャー企業の様だ。
日本の自動車メーカーは未だにこの分野では沈黙している。
日本はどうしてもベンチャー企業が育たない環境にある。
老舗の自動車メーカーは、トラブルにより企業イメージが損なわれることを恐れて、先進技術を世に出すことに後ろ向きだ。
日本では、新車発売時にちょっとしたトラブルが発生すると、たいした問題でもないのに既存メディアや視聴回数目当てのYoutuber 等が、「鬼の首を取ったように」報道したりする。
元来、先進技術にトラブルは付き物で、全てのトラブルに対し事前に対処する事は出来ないので、ある程度は仕方ないものなのだが、どうしても悪者にされてしまう。
日本に自動運転タクシーが出てこないのは、そんな日本人気質が技術発展の足を引っ張っている気がする。
そして技術分野は世界からドンドン落ちぶれていくのだ。
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