2025年2月27日木曜日

スーパーでのコメの平均価格 5キロあたり3892円に 上昇続く

  NHK: スーパーでのコメの平均価格 5キロあたり3892円に 上昇続く
*****************
  コメの販売価格は、5キロあたりで、去年8月には2500円、9月には3000円、先月には3500円を超え、さらに、政府が備蓄米を放出する方針を示して以降も、店頭では値上がりが続いています。
 農家や卸売業者などの間では、価格高騰でコメ離れが進むのではないかという懸念が広がっていて、農林水産省では、今後の価格と消費の動向を注視したいとしています。














 集荷業者の団体からは、このまま高値が続くようであれば、ことしの新米を農家から集荷する際も競争が激化し、苦戦するとの事。
************************
 まあ、政府や農業団体が実はコメの価格の上昇を望んでいるので、今後も米価が下がることは無いでしょう。
 得にブランド米は今年より高騰する可能性も有ります。

 政府や農業団体に言わせると、元々コメの価格は安すぎるそうで、現状が適正だと実は考えているそうです。
 我々消費者は減反政策という名目で、1970年から2017年までの50年近くにわたって、農家の収入を補うことで日本の食料安全保障を守る為という事でした。
内容としては、コメの作付けをやめた田んぼの広さに従って、補助金を税金から捻出し小規模農家に支払ってきたのです
 つまり、農家を守るために我々の多額の血税が使われてきたのです。
 その規模は、年間約3,500億円という規模で農家に支払われてきたのです。
 しかし昨年から、血税で守ってきた日本のコメを、日本の消費者が買えない価格にまでハネ上がってしまいました。

 減反政策は2018年の安倍政権で廃止されましたが、実は補助金や助成金と名前を変更して現在も農家に支払われています。


 確かに、我々が口にする農業生産品は、日本人が守るべきであり、農業の補助金や補助金は大事なことは理解しますが、そうやって血税を注ぎ込んだ農業生産品が、儲かるからということだけで(GDPが上がるから)、海外へ流れ、お金を出した日本の国民が食べられないのであれば、本末転倒です。

 現在のコメ不足やコメ価格の高騰は、日本農業の生産効率が低い事が原因です。
 それは、未だに日本の米農家が旧態依然とした小規模であること。

 今後は農地の集約と企業化を進め生産効率の向上を図るとともに、農業従事者をサラリーマン化して若者が将来の農業に希望を持てるような政策を行わないと、今後もコメの生産者は減り続け、効率は下がる一方でしょう。

 今回の米騒動は、全て政府や農水省の行ってきた政策に原因があります。
 ここに来て、備蓄米の放出を渋っているありさまでは、今後ますます米価は投棄マネーの餌食となり、上昇を続けるでしょう。
 そして割を食うのは日本の消費者です。

 さっさと石破自民党政権にはご退場いただき、正しい政策を立案できる政党を選択するべきです。

0 件のコメント:

コメントを投稿