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トランプ氏は米FOXニュースのインタビューで、ウクライナでの戦争終結について言及。
ゼレンスキー大統領には、和平交渉で使える「切り札を何も持っていない」、「彼の会議出席は重要ではない」と語った。
これに反して、欧州諸諸国などの指導者たちは、ウクライナが和平交渉に参加できるよう取り組んでいくとしている。
アメリカは戦争を終わらせるための交渉の一環として、ウクライナの希少鉱物資源の所有権をアメリカに渡すという取引を結ぶよう、ウクライナに圧力をかけている。
トランプ氏はこれを、これまでの対ウクライナ軍事支援への対価だとしている。
ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は、「ウクライナはアメリカとの協力を望んでおり、世界の産業への投資と鉱物資源の開発を受け入れる用意ができている」と語った。
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トランプ氏らしい進め方であると思う。
ウクライナに対し米国の要求を飲まねば、今後の米国の武器支援は無いと脅しているのだ。
そしてトランプ政権は、欧州の弱体化をも目指している様に見える。
当然、ヨーロッパは米国のやり方には反発しているようだ。
今回のロシアの横暴には、欧州の人達も同様に大きな被害を受けている。
天然ガス等を止められたことで、電気代が10倍にも跳ね上がった。
しかし、欧州はロシアと全面戦争まで行って、ウクライナと共に戦う事はしなかった。
それが正解だったのかは難しいが、核戦争の危機は回避できたようだ。
第二次世界大戦当時もやはり、米国は戦争に参加する予定ではなかった。
武器を欧州に輸出する事で、空前の好景気だった。
あのまま米国が戦争に参加する事がなければ、ナチスはヨーロッパを今でも支配していたかもしれない。
だが、日本が真珠湾攻撃を行った事で、米国も戦争に参加せざるを得なくなって、結果として第二次世界大戦は終結した。
今回も、米国が本気で取り組まねばウクライナ侵攻は終わらないことを、ウクライナや欧州も、米国も知っており、今回の米国の要求は当然の帰結だ。
世界は今回の大国の振る舞いを良く観察し、肝に銘じるべきだろう。
中国も米国も、世界第一位、二位の経済大国であるが、大国らしさは全く見えなかった。
自国の利益を優先し、人命を軽視し、その上で弱小国から資源まで搾取しようとしている。
所詮、人間なんてこんな者なのかもしれないと思うと、本当に悲しい。
前世紀末までは、世界は平和に向かうことを疑わなかったが、実はそうではなかった。
今世紀に入って、多くの人が国を終われ、殺された。
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