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フォルクスワーゲンの商用車部門は、新型『トランスポーター』と『カラベル』を欧州市場で発売した。
「ターボディーゼル、プラグインハイブリッド、EV」の3種類が用意されている。
プラグインハイブリッドは171kWのシステム出力、EVはバッテリー容量は最大64kWhとなっている。
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日本では、EVの軽ミニバンが発売されている。(Youtube: ホンダ N-VANe)
今回発表されたVW-EVバンのバッテリー容量は64KWとなっている。
車重や荷物の積載重量、ボックス形状の空気抵抗やその他の走行抵抗等から考えて、実際の航行可能距離は350~400KmくらいがMAXじゃなかろうか。
欧州は高速走行が無料で利用する機会が多いから、走行距離はもっと短くなる可能性もある。
欧州はガソリンが高騰して320円/Lを超えているらしいので、近距離はEVの方がランニングコストは低いかもしれないが、バッテリーが大きければ、それだけ充電時間も必要なので使い勝手は悪そうだ。
用途としては市内専用になってしまうだろう。
だから、長距離用にプラグインハイブリッドやディーゼル車も発売するようだ。
元々EUの全車EV化は、温暖化ガス排出を止める為に推進してきたはず。
こうなると、やっぱりトヨタ車(ハイブリッド)を欧州から締め出すためだったのは真実だったのだろう。
昨今のEV離れは欧州でも顕著で、やっぱりVWもトヨタよろしく「全方位戦略」で車両を開発してきた。
EUでも、EVだけしか販売できないなんて法律は撤回するしかないだろう。
そしてホンダも、次期ハイブリッドの生産コストを30%削減するようだ。
そうなると、ディーゼル車の生産コストより安くなるだろう。
※ディーゼル車はDPF(ディーゼル排気ガス浄化装置)が高コスト。
中国や欧州の人達は、温暖化ガス排出削減のためにEVを買っていた訳では無いだろう。
政府の政策による多額の補助金目当てだったり、燃料価格の高騰によるランニングコストの高さがEV購入の動機だろうと思う。
コスト低減や性能向上で、ますますハイブリッドの競争力は上がり、EVまで食ってしまうかもしれない。
まあ、それが自然の流れなのだ。
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