我が家は6畳間にオーディオを設置しています。
これまでは、スピーカーと試聴位置の距離を大きく取りたいがために、縦置きでレイアウトしておりましたが、50hzを中心に大きな盛り上がり、そして100hzに谷が発生していました。
レイアウトと部屋の共振周波数マップ
測定結果
一念発起し、レイアウトを横置きに変更しました。
また、これまで使っていたスチール製ラックでは、トランスの誘導波を拾っている可能性が懸念されたため、電磁ノイズ防止を目的に、オーディオラックを従来の木製ラックに変更しました。
早速、試聴位置での周波数特性を測定してみました。
測定時の音量が違っているのは、低域の盛大な盛り上がりがなくなった所為で、音量感が少なかった為と思われます。
★ 赤色線グラフは今回の測定結果、青色線グラフは前回の測定データ
200hz以下の周波数帯に有った大きな山や谷が小さくなっているのが見て取れます。
果たして、聴こえ方もかなり改善され、低域のブーミー感が全くなくなりました。(低音大好きな私には、これはこれで一抹の寂しさがありますが・・・)
高域側の暴れも少なくなった様に見えます。
試聴結果はいかにもフラットな周波数特性を感じさせ、まさにスタジオモニタースピーカーの音みたいです。
現在はダクトの長さを180mmとしていますが、その所為なのか低域は20hz付近までレフラットに伸びているように見えます。
まあ、人間には聴こえないとは思いますが、空気の振動として感じられるかも知れません
クロスオーバは低域側1.2khz、高域側は6.5khzです。
測定結果が右下がりなのは、測定装置やソフトによる傾向なので、基準データと比較するとよく判ります。
ちなみに次の図は、基準データと、今回の測定結果を比較したものです。
6畳間という部屋の残響特性等を考慮すると、とても良いレベルで仕上がって来たようです。
グラフを見ての改善点として、低域のクロスを1.0khzくらいに変更し、ツイーターのレベルをもう少し下げる、バスレフダクトを短くすると、真にフラットレスポンスになりそうです。
★ 赤色グラフは元データ、青色グラフは今回の測定結果。
ちなみに、目標としたユニットの組み合わせ時の周波数特性は、これです。
周波数特性は測定結果を見る限り改善しましたが、いざ視聴しているとやはりモニターライクで面白くない音だと感じました。
低域は低く沈み込むのですが、なんだかバラバラで一体感がない感じ。
高域は明確ですが、響きがダイレクトで美音とは言えない。
やはり、試聴位置がスピーカーに対して近すぎるため、直接音だけが聴こえてしまい、部屋による豊かな響きが全く感じられない。
例えると、お風呂で歌う時の残響が無くて、ストレートでつまらない音?。
特性は崩れますが、やっぱり縦置きで部屋の残響が豊かな方が私好みではないかと思い始めています。
縦置きで少しでも低域の周波数特性が改善できれば、そちらほうが良いかも・・。
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