2025年4月12日土曜日

大阪万博、「もはやどこかの地方博」との声

JBPress: 電通依存のツケを払う万博、頼みの吉本興業も背を向け「もはやどこかの地方博」との声

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 4月4日から3日間行われた予行演習「テストラン」。
 参加者が楽しそうに会場をめぐる様子は連日、在阪の新聞やテレビで報じられ、ここへ来てようやく開催機運が高まってきたかにも見える。
 参加者のうち4万人は抽選で選ばれた府民だが、定員の9倍近い約35万人の応募があったそうだ。
 でも多くの応募があったのは、はっきり言ってタダだから。
 依然として前売り券の売り上げは低空飛行を続けており、地元・大阪はともかく、全国的に機運が盛り上がっているとは、とても言えません。

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 なんだか、今更である気が消えない。
 金目当ての万博であり、過去のEXP70とは比較する事さえ恥ずかしい。
 まず、万博のシンボルとなる芸術性が無い。
 EXP70の最も有名なシンボルは、太陽の塔である。











 この作品は、芸術家の故、岡本太郎氏であるが、彼の思想は今でも光り輝いて見える。

 太陽の塔のオフィシャルサイトでは、「金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。」 とされていますが、実際は全面は明るい太陽を表し、後ろ側にある黒い太陽は、人類が原子力で作った地上の太陽を表しているそうです(NHK TVより)。
 開会式の時、世界中の招待者を悪魔のような顔で睨みつけていたそうです。

 事実、太陽の塔と同時に制作された巨大絵画「明日の神話」(渋谷駅の絵画)には米国の水爆実験で被爆した「第五福竜丸」が書き込まれていることから、それは真実でしょう。
岡本太郎氏は、反原子力の思想が有ったのでしょう。

 太陽の塔は、EXP70のテーマである、「人類の進歩と調和」に対するアンチテーゼだったのだ。



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