JBPress: 電通依存のツケを払う万博、頼みの吉本興業も背を向け「もはやどこかの地方博」との声
*****************
4月4日から3日間行われた予行演習「テストラン」。
参加者が楽しそうに会場をめぐる様子は連日、在阪の新聞やテレビで報じられ、ここへ来てようやく開催機運が高まってきたかにも見える。
参加者のうち4万人は抽選で選ばれた府民だが、定員の9倍近い約35万人の応募があったそうだ。
でも多くの応募があったのは、はっきり言ってタダだから。
依然として前売り券の売り上げは低空飛行を続けており、地元・大阪はともかく、全国的に機運が盛り上がっているとは、とても言えません。
******************
なんだか、今更である気が消えない。
金目当ての万博であり、過去のEXP70とは比較する事さえ恥ずかしい。
まず、万博のシンボルとなる芸術性が無い。
EXP70の最も有名なシンボルは、太陽の塔である。
この作品は、芸術家の故、岡本太郎氏であるが、彼の思想は今でも光り輝いて見える。
太陽の塔のオフィシャルサイトでは、「金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。」 とされていますが、実際は全面は明るい太陽を表し、後ろ側にある黒い太陽は、人類が原子力で作った地上の太陽を表しているそうです(NHK TVより)。
開会式の時、世界中の招待者を悪魔のような顔で睨みつけていたそうです。
事実、太陽の塔と同時に制作された巨大絵画「明日の神話」(渋谷駅の絵画)には米国の水爆実験で被爆した「第五福竜丸」が書き込まれていることから、それは真実でしょう。
岡本太郎氏は、反原子力の思想が有ったのでしょう。
太陽の塔は、EXP70のテーマである、「人類の進歩と調和」に対するアンチテーゼだったのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿