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香港で、日本の漫画などを根拠に「7月に日本で大地震が起こる」との「予言」が広まり、香港―仙台、徳島便が減便となった。
注目されるようになってきっかけは、『私が見た未来』の表紙に「大災害は2011年3月」と書かれていたことから、東日本大震災を予言した漫画家として注目を集めた。
様々な予言を当ててき漫画家のたつきさんは、2025年7月5日4時18分という時刻と分数まで予測している。
1.海底破裂と大津波がくる
南海トラフの南側にあるフィリピン海で、海底がボコンと破裂し、大きな波が四方に広がる。
太平洋周辺の国に大津波が押し寄せ、東日本大震災の3倍以上の高さになるという予想。
2.陸地の変形
津波の影響で、陸が押されて盛り上がり、日本とフィリピン、台湾が地続きになる可能性。
3.火山噴火
南海トラフの南側にある火山が噴火する可能性。
4.気候への影響
海底破裂や火山噴火などにより、気候にも影響が及ぶ。
言うまでもなく、予知夢はあくまで予測であり、実際に何が起こるかは不確定。
ただ、ネットをみる限り、多くの人たちの意識はイメージとなっている。
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どんな漫画なのか調べたら、なんと日本人の「たつき諒」という漫画家らしい。
この頃は世の中の不安定さを反映してか、似非預言者や怪しい宗教家の話を聞くことが多い様に思う。
実は近しい近親者も似非預言者に騙されて、「親がお金を注ぎ込んでいて困っている」と、つい最近その子供から相談されたばかりである。
この漫画家は、ある意味「地下鉄サリン事件」を起こした「麻原彰晃」と同等の人物だ。
麻原彰晃も、お金の為に始めた宗教の教義の中で、ハルマゲドンを予言した。
その予言がさも当たった様に装う為に、「地下鉄サリン事件」を起こしたとされている。
今回の漫画家も、一度偶然にも予言が当ったように見えたために、次回作として2025年7月の災害を予言し、漫画本で金を稼ごうとしたのだろう。
だが、実際には旅行客の減少等、色々な所へ迷惑をかけている。
個人的には影響は無いので、不遜な考えであるが、当たるかどうか楽しみでも有る。
現代の科学を持ってしても、ミクロな原子の動きさえも予測が出来ない。(不確定性理論)
そんな中で人間が未来を予想できるなんて思うこと自体が、思い上がりの何者でもない。
2025年7月に何事もなく過ぎ去って、な~んだ!ってなるのだろうが、この漫画家は、自分が色々なところに与えた影響や被害をものともせず、「ただの夢を漫画にした、勝手に信じた人がいただけ」などとホザクのだろう?
全く、盗人猛々しいとはこの事。
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話は真反対だけど、とても良い漫画の「はだしのゲン」が一部の圧力団体により、「ひろしま平和ノート」から一時的だが削除された事が有った。
削除に至った理由は次のようにされている。
広島市教育委員会が改訂を検討する中、有識者会議で「浪曲は現代の児童の生活実態に合わない」「コイ盗みは誤解を与える恐れがある」などの指摘があり、23年度版から削除された。
だが、鯉を盗む行に関しては、栄養不足の母親に食べさせようとコイを盗んだのである。
被爆で体を蝕まれて行く親を思う純粋な子供の行為なのだが、それを広島市教育委員会が否定する行為に出たのは、驚くべき事だ。
広島市教育委員会は、この主人公の行った行為を避難するより、そこまで追い詰めた当時の世相や周りの大人達を非難すべきで、決して主人公を避難できるものではない。
よ~く考えてみると、世の中では事実が真反対に認識されている事が多い。
情報過多のじだいだからこそ、自分をしっかりと持って生きることが重要なのだ。
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