2025年8月24日日曜日

農水省とJA農協がいる限り「コメの値段は下がらない」

 キャノングローバル研究所: 残念ながら来年秋まで「4200円/5㎏」が続きます…農水省とJA農協がいる限り「コメの値段は下がらない」そのワケ

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 「JA農協は25年産米の集荷率を上げるため、農家に対して前年度より3~4割ほど高い概算金を提示した。
 これにより、26年産米が出回る来年秋までコメ価格は下がらないことが確定した」

 農水省は、大阪府知事からの備蓄米放出要請を拒否し、「スーパーからコメがなくなったのは、卸売業者が在庫を放出しないからだ」として、責任を卸売業者に押し付けた。
 農水省は「9月になれば新米(24産米)が供給されるので、コメ不足は解消され、米価は低下する」と主張した。
 だが、逆に価格が上昇すると、今度は「流通段階で誰かが投機目的でコメをため込んでいて流通させていないからだ」と主張した。
 これを証明するため、農水省は今年に入りこれまで把握してなかった小規模事業者の在庫調査を行ったが、これら業者は在庫を増やすどころか、逆に前年比で5956トンも減少させていた。
 “投機目的でコメをため込んでいた筈の米”はなかったのである。

 通常年のJA農協の概算金は1万2000円程度である。コメ不足を反映して、JA農協は24年産米の概算金を前年から3割増加して1万6000円程度の水準とした。それでも他の集荷業者がこれを上回る価格を農家に提示したために、JA農協の集荷率は低下した。

このため、JA農協は集荷率を回復させるため、25年産の概算金について24年産からさらに3割から4割ほどの大幅アップを提示している。

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 どれほど新米の価格を上げようと、米生産農家は減少していくだろう。
 米の価格が上昇すれば、米を買えない一般庶民だって出てくるし、米食は確実に減っていくだろう。
 現代は主食と考えることが出来る食材は、米以外に沢山存在するのだ。

 我が家も最近は米価格の上昇に伴って米食の機会が減少し、「素麺」や「うどん」、「スパゲッテイ」、「冷麺」等の小麦由来の食品を食べる機会が増えている。
 「ピザ」を作ったり、「チヂミ」等も食べるように成った。
 正月以外でも、餅を使った「雑煮」の機会も増えたと思う。
 今年は、米食の回数は半分くらいになっているかもしれない。

 我が家は、米高騰直前に玄米で買った米を食べているので、5Kg換算だと3200円(税込み)くらいになる。
 翌年は一般的に4500円/5Kg(税込み)を超えてきたなら、もっと米食を減らすことになるかも知れない。
 別に4500円/5Kgでも買えないこともないが、なんだか「JA」や「農政省」に小バカにされているように感じるから買う気が失せてしまう。

 最近話題の「備蓄米」だって、収穫当時はピカピカの新米だったのに、倉庫に長い間保管して、最終的には「飼料米」として払い下げられる。
 先日の一部議員の、「備蓄米は飼料米でしょう、やすいの当たり前」なんて発言にも腹が立つが、安全保障として備蓄しているものすごい量の米や管理費用だって、我々の血税なんだよね。


 こんな事を考えていると、日本人はとんでもない価格の米を「安全保障」の名の下に買わされているのだろう。
 米の生産時にも我々の血税が投入されている事を考えると、政府の農政にはとっても腹が立つことこの上ない。

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