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最近の若者を象徴するキーワードとして、「合理的」「多様性」「グローバル性」「デジタルネイティブ」「常識に因われない」などが挙げられるが、「刹那的」という言葉も彼らを表現するにふさわしい。
将来的に家や車を所有することへの憧れを抱くことの方が難しい彼らは、これまでの常識から目をそらすかのように、瞬間、瞬間を楽しみながら、今を楽しみながら生きている。
その価値観を表す言葉が「YOLO」(You Only Live Once)、「人生一度きり」。
これまでの常識や価値観にとらわれず自分の好きなように毎日を過ごしたいと思っている。
「ミレニアルズはマイホームを買うための節約などはせず、昼食に色とりどりのトッピングがなされた20ドルもするアボカドトーストにお金を費やす」と揶揄される。
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確かに最近の若者は刹那的に生きているのだと感じている。
実は私の30歳に成る甥っ子も、「彼女と別れてから結婚を諦めて、レクサスを買うために貯金している」と私に語った事がある。
親と同居していて仕事はしているが、自分が何をしたいのか?何をすべきなのか?が見えないのだろう。
我が甥っ子はそれでも幸せかもしれない。
親が残す家、土地などの財産は既に有るからだ。
今の若者の多くは一生涯が借家住まいだと言われる。
あまりに住宅購入価格が高騰しているのが原因だ。
小金は有るが家は買えないという所が、いかにも「アボカドトースト」なのだ。
仕事にあぶれた若者は、もっと厳しい現実である。
もはや、犯罪に手を染めながらも、刹那的にしか生きられないのかもしれない。
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