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2024、小惑星「YR4(直径は推定で40~90メートル)」が2032年12月22日に地球に衝突する可能性は2.2%。新たな観測結果を踏まえ、先週の1.2%からリスク評価が上昇した。
他の地球近傍小惑星の発見後と同じパターンをたどった場合、衝突の可能性はいったん上昇した後、下落する見通しだ。
このサイズの小惑星は数千年おきに地球に衝突しており、周辺地域に甚大な被害を引き起こす場合がある。
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小惑星衝突の可能性は時々ニュースで聞く話である。
現在話題になっているのは、僅か4年後に地球に最接近すると言う「小惑星 アポフィス」だ。(直径は約340 m、質量は1億2600万トン)
現在における軌道計算では、地球から僅か3万キロ付近を、相対速度 5km/s( マッハ15くらい)で通過するらしく、まず、人口衛星との衝突が懸念されている。
月と地球の距離は約38万キロだから、はるか内側を通過する訳で、その近さが想像できる。
場合によっては、月との衝突も有り得るだろう。
月の直径は約3,476kmで質量は約7千京トンと、アポフィスに比較すると超巨大だが、アポフィスが音速の15倍の速度で衝突した場合には、破壊された月の細かい破片が地球を取り巻き、太陽の光を遮ることで大規模な気候変動を引き起こしたり、大きな破片が落下したりするかもしれない。
或いは月の軌道が僅かだが変化し、地球に重要な影響を与える能性もある。
ちなみに、近年打ち上げられた「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」は、地球から遥か遠くの150万キロメートルに有る。
※ 「小惑星アポフィス」は、現在の軌道のままなら地球に衝突することはなく、2029年4月13日に地球から約3万2000km以内まで最接近するとみられている。
このサイズの小惑星がここまで地球に接近し、静止軌道の内側を通過するのは観測史上初めてとなる。
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