元記事 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-04/SR6BOUT0G1KW00
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ホンダは最近日産に対して、同社の株式を取得して子会社化する案を提示。
日産は同案について検討を重ねてきたが反対意見が多く、5日開かれる予定の取締役会で受け入れ拒否を決める可能性が高い。
日産の取締役会が同提案を正式に拒絶する意思を示すことで、共同持ち株会社の計画自体が破談になる可能性がある。
日産にはホンダの案に賛成する幹部もおり、5日の取締役会でどのような結論が出るかは流動的。
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身の程を知らない日産役員や社員のプライドからすると、ホンダの子会社となるのは納得できないでしょう。
フランスのルノー公団の子会社になることには何の不満もなかったのにです。
当時は、ルノーとの協業で販売台数増が見込まれていましたが、今の日産はひどいものです。
ルノーから脱却した途端にこうなったのです。
ルノーやカルロスゴーンの様な、強いリーダーシップがなければ、日産はやっていけない企業なのです。
もしホンダが日産を子会社化せず同等の立場で合併した場合、日産の悪しき企業風土にホンダが飲まれてしまうかもしれない事を心配していた私には、大変な朗報だと感じます。
はっきり言うと、日産は技術の蓄積は殆どありません。
例えば、トヨタとホンダはモーターとエンジン、そしてミッションとブレーキの協調制御に多くの時間とコストをかけて開発を行った経緯があります。
ホンダやトヨタは当時「リコール」を多発させてしまった程ですが、それが技術の蓄積と成ったのです。
日産はそれらの開発の時間、コストを削減するため、簡単な構造としました。
基本的にモーターとエンジンを分離。
最も難しいブレーキと周辺機構との協調制御を、モーターの負荷制御だけにしました。
一時話題になった「ワンペダル制御」ですね。
しかしその所為で、最も難しい制御技術の蓄積が行われませんでした。
現在の中国の自動車メーカーは、既にホンダに近い構造のハイブリッドをも開発していますので、日産は既に中国の自動車メーカー以下の制御技術しか持っていないんです。
そしてこれまでずっと、利益を役員や社員が会社を食いつぶしてきたのです。
現在、世界中で電気自動車にシフトした自動車会社は、赤字だったり営業利益が激減しており、倒産や事業の縮小が相次いています。
このままでは、電気自動車には未来はありません。
日産も早く「カルロス・ゴーン」の影響から脱却し、立派に再起して欲しいです。
ホンダと日産は現在、ほぼ同程度の販売台数かもしれませんが、企業の価値を示す日産の時価総額は約6分の1でしかありません。
しかし日産の経営者や社員の心構えは全く違っており、未だにトヨタに匹敵するとの誤ったプライドを持っている様です。
日産はホンダに頼るではなく、自分で財務改善を行って行くくらいの心構えがないと、倒産か中国や台湾メーカーに買われてしまうでしょう。
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