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約24年ぶりに復活する新型プレリュードの姿を2023年のジャパン・モビリティショーで見た読者も少なくないだろう。そのまとまりのいいスタイリングはとてもエレガントで、快適な乗り心地を予感させてくれるものの、ダイナミックな走りをイメージするのは難しかった。
現行「シビックe:HEV」に搭載されるパワートレインと基本的に同じ、2.0リッター・エンジンベースのハイブリッドシステム。
重心の低さや適切な重量バランスなどといった優れた基本レイアウトにくわえて、質の高い足回りを備えている。
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過去、ホンダ・プレリュードは2台乗り継いだ。
① 2代目のリトラクタブルヘッドライト仕様。
(SOHC クロスフロー 1800CC 125PS)
サンルーフは標準装備。
エンジンが後方へかなり傾けられており、イタリア製のスポーツカーの様にボンネットが低かった。
キャブレーターはCV式ツインだった。
ヘッドライトを上げて走るのが大好きだった。
フロントウインドウが広かった事もあり、車両前方に立つと、室内で助手席に座っている女性の短いスカートの中が覗けるとかの噂があったほど、全体の車高が低かった。
車体の重心が低く、4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションと、窒素ガス封入ダンパーで、乗り心地が抜群に良いのに、ロールは少なく、コーナーでは路面に吸い付くようなフィーリングだった。
所有していた仕様は「XR」というノンパワステだったので、ハンドル操作に重厚感が有って、ドライブが楽しかった。
色も仕様も上記の写真と同じだったが、今でもこの車は乗りたいと思う。
CM動画:沁みるような「プレリュード」CM集
② 3代目プレリュード
(DOHC 200CC 160PS)
もちろん、サンルーフは標準装備。
この車もエンジンが後方に傾けられており、DOHCなのにボンネットが非常に低かった。
4WS(機会式の4輪操舵)で、カーブでの回頭性が抜群に良かった。
高速走行でも安定性は抜群で、急ハンドルでもテールが振られる心配が無かった。
この時は「XX」と言う仕様で、色も上記の写真と同等だった。
冬山をスキーに行くためにスパイクタイヤで走り回ったが、最高のハンドリングだった。
ホンダ4WSのCM: 小舵角では後輪が同方向に動き、大舵角では逆方向に動く
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今回の新型プレリュードは、個人的にあまり購入意欲が沸かないのが本音。
新世代の「e-HEV」で、走りと燃費は最高だとは思うが、真面目過ぎて面白みがないと感じる。
例えば、もっと徹底的にボンネットを低くするとか、見た目に新鮮さが欲しかった。
それに、私の世代に言わせるとプレリュードはサンルーフ付きと言うのが定番。
いつから硬派なスポーツカーに成ってしまったのかな?。
元々はメルセデス・ベンツSLの様な、贅沢なクーペを目指して生まれてきたのだけれど・・・。
今となっては、デザインも使い勝手も現在所有している、FK7(civic)がずっと好きである。
しかも、アウタースライド式サンルーフ付きという贅沢仕様なので、十二分に満足しています。
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