トヨタ:「新型燃料電池システム」を開発
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新たに開発したシステムは、特に水素社会をけん引する商用分野のニーズにお応えできるよう、ディーゼルエンジンに並ぶ耐久性を実現しました。
加えて、燃費をはじめとしたさまざまな性能向上と低コスト化を目指しました。
従来の乗用車に加え、大型商用車にもラインアップを拡大し、2026年以降、日本や欧州、北米、中国などの市場に投入する予定です。
テレ東(Youtube):新型の水素燃料電池 初公開 トヨタ自動車【WBS】
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世の中には、燃料電池はオワコンだと言う人が居ます。
しかし、どんなにEV用電池が進化しようとも、バッテリーの重量とエネルギー密度の低さはどうしようも有りません。
どんなに進化しても、やはり水素燃料や液体燃料に比較すると、とんでもなく低いのです。
水素燃料(70MHP)に比しては、100分の1以下。
ですから、例えば飛行機の電動化って不可能に近い。
例えば大型のトラックだと、バッテリーを運ぶのが目的なのか、荷物を運ぶのが目的なのかがわからなくなります。
燃料電池は、EVと同じ様に走行時に排気ガスを出しませんが、エネルギー密度の高い液体燃料をも使うことが出来ます。(燃料改質)
生産コストがもう少し安くなり、生産技術が進めば、現行の化石燃料エンジンとの換装が可能になるでしょう。
課題であった水素燃料の製造や昇圧にかんしては、新しい技術がどんどん出てきており、遠からず解消されると思われます。
日本は国策として、水素社会を目指しているのです。
その時は、技術的にレベルの低いEVはオワコンで、もう進化する余地があまりありません。
其の証拠に、この頃の世界で開発されているEVは、走行性能の向上は諦めてしまって、自動運転やエンターティメントに力を入れています。
でも、そんな物を世界中の人が欲しがっているのでも、買えるお金を持っているのでもありません。
従来のガソリン車のように、低価格で頑丈で使い勝手が良くて、ランニングコストが低い車が、最終的には求められるのです。
そういう意味では、このトヨタの燃料電池システムは同様にコストがかかりますので、普及は難しいでしょう。
やはり、世界に今必要なのは、進化した超低燃費のエンジンと、ハイブリッドシステムでしょう。
トヨタやホンダ等の自動車メーカーは、燃費50km/Lを目指して技術開発を行っています。
この世界の温暖化の進行を止めることができるのはEVではなく、最も現実的なハイブリッド車です。
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