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ボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、米国、英国、中国、インドなど世界各国で行われた調査を日本でも行い、日本と他国の消費者の気候変動問題に対する意識の違いを明らかにしました。
日本の消費者は、さまざまな角度から見て環境意識が低いと言え、例えば、日常生活における自分の行動が気候変動に与える影響について「いつも気にしている」と答えた人は調査対象11カ国中最低の10%でした。
日本の消費者は気候変動対策として消費を制限することに対しても消極的であり、「気候変動に与える影響を減らすために、自分の消費を制限することができる」と回答した人は、11カ国中最低の45%でした。
日本の消費者は環境や気候変動に対する意識や理解が低いとみられ、これらをどうやって上げていくかが課題の1つです。
調査チームでは、消費者に対する説明・啓蒙とともに、消費者が選択肢や選択基準を持てるようにすることも重要だと捉えています。
環境ラベル(注1)やカーボンフットプリントなど消費者の目に触れるコミュニケーション手段によって、消費者に選択基準となる環境情報を提示することも有効な打ち手の1つとなると考えています。
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時々こんなフェイクに近い記事が出てくるようだ。
たんなる意識調査であって、実際の環境負荷の高さではないので、なんの意味もないレポートである。
多分に、お金目当て、寄付金目当ての記事であろうと推測される。
レポートの中で特に気になるのは、インドや中国より環境意識が低いとされたのは納得いかない。
データはインターネットでアンケートを行った結果の様だが、BCGの面々は、インドや中国に実際に行って状況を確認したことが有るのだろうか。
例えば、日本のペットボトルのリサイクル率は、2023年度で85.0%である。
例えば、排出削減目標に対し、パリ協定締約国の9割が未提出である。(日本は提出)
例えば、ごみの量世界1位はアメリカ合衆国で、年間排出量: 約2億8,110万トン
例えば、ごみの量世界2位は中国で、年間排出量: 約2億900万トン
例えば、ごみの量世界3位はインドで、年間排出量: 約1億6,400万トン
例えば、日本の年間のごみ排出量は 4,034万トン(2021年から1.5%減少)
インドは一人あたりのごみ排出量は低いと思うけれど、それがちゃんと処理されているとは思わないし、実際のゴミ量じゃないでしょう。
中国は12億の人口に対してこの排出量は少ないと思うが、正確な数値では絶対に有り得ないだろう。
中国人はそこら辺にゴミを捨てる文化なので、実際はこの10倍くらいはあるかもしれない。
まあ、最近は日本に習って都市部では、ゴミ分別の動きがあるようだが、中国人の気質はそう簡単には変わらないだろう。
なんだか、上記のような記事が出てくることに違和感が止まらないけれど、では日本人が本気で環境保護に取り組んでいるのか?と問われると、それはないだろう。
企業はある程度は取り組んでいると思うけれど、個人でそこまで考えている人は少ないだろう。
未だに、大きな燃費の悪い車両に乗っている人も多いし、EVに乗る理由が、ランニングコストが安いからとか、自己顕示欲だったりする。
本当に環境に良いからの理由で思って乗っている人が、どれくらい居るのだろうか?。
もし本当に環境を考えてEVに乗るのであれば、ソーラー充電をまず考えるべきだろう。
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