JBPress:トランプ関税は米国の貿易赤字を解消しない、世界恐慌を悪化させたフーバーの“関税失政”になぜ学ばないのか
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トランプ氏はカナダやメキシコ、鉄鋼・アルミニウム、自動車・自動車部品に25%、中国に20%の関税を次々と発動してきた。
翌日、「S&P 500」は4.8%、「ナスダック総合指数」は6%も下落した。
米国の貿易赤字拡大の根底には、米国の国際競争力の衰えがある。
米スタンフォード大学が2022年に中国政府の介入が米中産業競争に与える影響について詳しく調べた結果を発表している。
中国の5カ年計画による企業設立件数の増加は米国企業の撤退件数の増加や成長鈍化と相関関係があった。
中国政府の自国企業支援は国際競争力の強化に大きな役割を果たしており、米国でそれに対応する産業が相対的に衰退している。
米国で衰退する低技能産業だけでなく、米中が主導権を握ろうとしのぎを削る高技能産業でも同様の傾向が見られるのだ。
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結局が、大国の論理で世界は混乱に巻き込まれてしまっているのだ。
中国の行き過ぎた中国企業への政府支援により、輸出のアンバランスが世界の貿易を破綻させている。
その上で、中国は米国に麻薬を安く投下することで、益々国力を削ごうとしている。
しかし、この中国も財政破綻一歩手前であり、庶民、特に農民の不満は頂点に達しようとしている。
もし、世界恐慌となれば、中共政府は真っ先にその影響を受ける事だろう。
現在の誤った製作しか考えられないトランプ政権は、いよいよ米国財政の破綻と世界恐慌を引き起こすかも知れない。
できれば、日本はそれを避けたい所だ。
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