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22日の新聞紙面に、JAグループ新潟の意見広告が掲載されました。
【JA新潟中央会 横尾良輝専務】
「生産者と消費者それぞれの立場を理解し合えるような、そんなきっかけになるようなかたちで意見交換をという…」
「お米が食べられない未来なんて、来るはずがない」という消費者と、「お米を作れなくなる未来が、くるかもしれない」と考える農家。
そして、現在高騰しているコメの価格でも、ご飯茶わん1杯は50円前後…
パンやパスタと比べて本当に高いと言えるでしょうか?」
― というものです。
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この広告の一杯が5お円前後と言うには真実なのだろうか?。
お茶碗いっぱいって、「ごはん中盛り(150g)の米は約0.4合程度となります。」 BY クックパッド :https://cookpad.com/cooking_basics/5173
1合は約150グラムですので、150✕0.4 = 60グラム
今現在は「6000円(税込)」/5Kgが相場ですから、ちょうど1g=1.2円。
60グラム✕1.2円 = 72円/茶碗一杯です。
つまり、お茶碗一杯が72円です。(炊飯時の電気代、水代は除く)
たべ盛りの子供や大人の男性は、一杯では足りません。
少なくとも2杯は食べるので、米食一回分だけで144円。
これって安いですかね?。
そもそも、農家が現在の米の価格でやっていけないというのは、政府の失策と農家のわがままがが原因でしょう。
10年くらい前に、私の知り合いの農家に次のようなことを質問したことがあります。
「なんで農家は集約して効率化しないの?」と。
答えは一言「例え農業が重荷になっても、親からもらった田んぼを他人には渡せない。」
そして彼はこう言った。
「各農家は個別にトラクター等の高価な機械を買うけれど、使うのは1年の内の2週間位だけ。」
「大体、1台あたり400万くらいする」と。
「日頃は奥さんが細かい作業をする。」、「男は普通の仕事をしながら、夕方家に帰ってから農業をやる」。
「兼業農家は、何のために農業をやっているのか解らない」と・・・。
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この新聞広告は、自分たち視線でしか込めの価格を考えていない。
海外の米がいくらなのか?比較して見たら、この広告の異常さが見えてくるだろう。
そもそも、いくら込めの価格を上げても、もう兼業農家をやろうという若い人はいないだろう。
知り合いの農家の殆どは、田んぼを専業農家に貸し出しているのが真実。
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