2025年5月3日土曜日

米の輸入を自由化せよ!

*********************
  世界が貿易自由化へ進む中で日本は、ミニマムアクセス米77万トン以外の米の輸入には高い関税をかけて輸入を実質的に阻止してきた。
 そうやって日本は米の100%の自給を維持しようとしてきたはずだった。

 しかし国内のコメの高騰で、341円の関税を支払っても輸入米のほうが安く買える時代になった。
 コメの供給不足から外食チェーンでは既に輸入米を混ぜて提供。
 イオンでは4月から米国産米と国産米を8対2でブレンドした「二穂の匠(にすいのたくみ)」を販売しているが、国産コシヒカリが6000円/5kgと高騰する中、価格が3475円/5kgと格安。

 明らかに食料安全保障が内側から崩壊している。
 政府が一時的であれ、米国からのコメの輸入を増やせば、開いた扉を閉じることは難しくなる。
 食料安全保障の放棄だ。

*********************
 食料安全保障なんて言葉、一見は正しいように見えて全く間違っている。
 まず、既に日本の食料の自給率は先進国中で最下位である。
 












 だがこのデータだって信用できない。
 鳥や豚、牛を養う飼料や、農家で使っている肥料等も殆どが輸入であるので、実質はこのグラフの半分以下であろう。
 そんな状況を許している中で、食料自給率を論ずることはナンセンスだ。
 我々が毎日たべている食料の95%は輸入品なのだ。

 政府は本気で食料自給率を上げようなんて考えては居ない。
 米の値段を釣り上げるための方言に過ぎない。
 
 マスコミの嘘に騙されるな。
 「米国産コメ輸入拡大」を関税交渉カードにしても、日本の食料安全保障はなんら変わらない。

0 件のコメント:

コメントを投稿