2025年11月1日土曜日

EV推しを進める中国と、日本で普及が進むハイブリッド車を考える

  エネ百科:世界のCO₂排出量の推移

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 ★ 世界のCO₂排出量は、およそ40年前の2倍以上(2020年/1971年比)に増加しており、これは特に「中国、インド」における増加に起因する。





























 ★ 日本の2023年度の温室効果ガスの総排出量は、京都議定書の基準年(1990年)に 比べ約11%減少している。



























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 世界全体のCO2排出量は、加速度的に増えているのだが、日本だけは特に近年で異常に減少している。
 何処が減らしたのかというと、産業部門が大きく貢献していて、残念ながらハイブリッドに転換してきた運輸部門はそれほど減っていない。
 
 自動車業界から考えると、日本では2010年あたりからハイブリッドの普及が加速し、ガソリン消費量が減って行くはずであった。
 しかしながら、近年のミニバンやSUVの人気で、、燃費が悪い大型車が増えてきた事が原因だろう。
 いわゆる「残クレ・アルファード」の増加だ。


 最近の若者は温暖化への意識は高いが、ガソリン車の温暖化ガス排出には全く関心がない。
 若者に人気のトヨタ・アルファード(コンベンショナル・エンジン)の実燃費は約8~10km/Lと極悪である。

 
 残クレでアルファードを買う様な若者は、ハイブリッドは高価で買えないので、コンベンショナル・エンジンを購入するだろう。
 ★ ガソリン車の価格 2WDは507万5,644円

 実際に、2024年度には約8万台が販売されたが、販売比率はそれぞれ50%くらいである。









 










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 実はガソリン消費量を減らす最も有効な手段は、ガソリン価格を上げることである。
 しかし、立憲民主や国民民主が強力に推し進めた「ガソリンの暫定税率廃止」により、今後は間違いなくガソリン消費量が増える事になる。

 ★ 若者に人気のSUV車 ホンダ・Vezel(ハイブリッド 4WD)。
 
















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 本気で温暖化防止を考えるなら、まず我々一般の人が出来ることは「ガソリン消費量の削減」である。

 今回参考にしたトヨタ・アルファード(ガソリン車)が10.5/km/lとして1000kmを走行すうる場合には、約95lのガソリンが必要だ。
 ホンダ・Vezelの場合、4WD仕様でも44.6lしか消費しない。
 今回はデータがないが、2WD仕様だと更に結果は高燃費だろう。
 つまり自家用車を小型ハイブリッド車にするだけで、温暖化ガスの排出量は半分にできるのだ。
 なにも、高価なEV車を買う必要はなくて、小型のハイブリッド車に乗るだけで十分なのにだ。



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